行政書士という資格は「あなたの街の法律家」であると日本行政書士連合会のホームページに大きく書かれています。しかし行政書士が法律家であるという認識は、まだまだ一般的ではないと私は思います。その一つの原因が、今までの行政書士試験の内容にもあると思います。
平成17年度までの試験は、法律科目の範囲が広く、行政書士の仕事に関係ありそうな法律は何でも入っていました。それは法律の試験と言うより、職務を遂行するにあたって必要な基本的知識の試験といった程度のものでした。それと一般教養というのが今までの試験科目でした。結局のところ、広く浅い法律知識と一般教養というもので、「法律家」としての試験として適切なのだろうかと思う人がいても不思議ではないでしょう。
そのために、新しい試験制度の下では、試験科目として法律科目を整理し、問題数も増やし、受験生に対して、行政書士試験では法律科目の勉強が重要なのだと認識してもらおうとしているのではないでしょうか。法律科目が重要であるという考えがあるとすると、試験内容も例えば司法試験や司法書士のような試験に近づいていくのではないかと推測できるわけです。
以前の試験問題がそういうものであったので、極論してしまえば行政書士は士業の中ではそれほど重要なポジションにはないと認識されていた人も少なからずいるのではないかと思います。そのように見なされた場合、例えば高校だったらどうするでしょうか。
進学校の中ではそれほど有名大学への進学者もいない、まあ悪くはないけど良くもないという程度の高校が一躍全国区の高校に名を連ねようと考えたとしたら・・「ドラゴン桜」というマンガそのままのシチュエーションですが、やはりその高校にしかないものを作り、優秀な教授をそろえ、優秀な生徒を集めるというのが最も近道だと思います。
つまり独自性を出すということが大事なのです。